BADHOPの解散ライブを徹底解説!ラッパー史上初の東京ドーム公演の詳細

日本のヒップホップシーンを牽引してきたヒップホップクルー『BAD HOP』が解散を発表し、解散ライブ『BAD HOP THE FINAL at TOKYO DOME』2024年2月19日(月)に開催されることが決定しました。

東京ドームでのワンマンライブは、日本のヒップホップ・ラッパーとしては史上初のライブであり、間違いなく日本のヒップホップ史に名を残すことでしょう。

 

今回はBAD HOPの解散ライブについての詳細を徹底解説していきます。

 

目次

解散ライブ発表の経緯

2023年5月27日に幕張メッセで行われたヒップホップフェス「POP YOURS」にて、BAD HOPメンバーの1人であるT-Pablowにより、ステージ上で発表されました。

この時点では解散ライブの会場はまだ決まっていないとのことで、SNSに「#BADHOP解散」をつけて最後のライブ会場をどこにして欲しいかファンに投稿を促すことで、圧倒的な拡散と話題性を生み出しました。

 

そして2023年9月23日にお台場THE HOPE特設会場で開催された、国内最大級のヒップホップフェス「THE HOPE 2023」にて、解散ライブ『BAD HOP THE FINAL at TOKYO DOME』が東京ドームで開催されることが発表されました。

 

東京ドームでのワンマンはラッパー史上初

「ラストはまだ日本のヒップホップ・ラッパーが踏み入れた事のない場所で」ということで、T-Pablowにより会場が東京ドームであることが発表されました。

 

『BAD HOP THE FINAL』の詳細

タイトルBAD HOP THE FINAL at TOKYO DOME
開催日2024年2月19日(月)
会場東京ドーム
時間開場16:00 / 開演18:00 / 終演 20:30
チケット9,900円(税込)
(チケットの詳細:BADHOP公式サイト)
BAD HOP THE FINALの詳細

東京ドームの収容人数は約5万5000人と言われており、『BAD HOP THE FINAL at TOKYO DOME』のチケット代は現在は先行販売で9900円、後日アップグレードチケットの抽選により、対象者は6,600円を追加で支払うことでアリーナ席が確定する仕組みがあります。

 

東京ドームでのライブは、本当に一部の100%満席を埋めることができる一握りのアーティストしか公演することができず、そんなトップアーティストですら莫大な赤字を生み出す可能性が高い会場です。

 

<追記>

なんと東京ドーム公演のチケットが完売しました。

日本のヒップホップというジャンルで東京ドームを埋めるなんて本当に凄いですね。

 

東京ドーム公演のリスクと挑戦

東京ドームの画像

東京ドーム公演の最大のリスクは、莫大な経費です。

東京ドームは使用料だけで約2000万円ほどかかると言われており、さらに配慮設備や機材、ステージ設営、警備員や誘導スタッフの人件費など、多くの経費がかかります。

一節では全て込みで5億円以上近くかかるとも言われています。

 

東京ドームの収容人数は約5万5000人、チケット代は先行販売で9,900円なので、わかりやすく一人1万円として計算しても満員で5億5000万円の売り上げ。他にもグッズなどの売り上げも大きいでしょう。

しかしかかった経費を考慮してもトントンか、高確率で赤字になることが予想されます。

 

とはいえ、東京ドームでの公演はAKBや乃木坂など超有名なグループやロックバンドでも、チケット代の売上げは赤字になる前提で公演を行うこともあり、東京ドームを埋めたという圧倒的なネームバリューと、節税対策ができるという目的の場合もあるそうです。

 

赤字リスクは関係ない?

東京ドームでの公演が赤字だとしても、BAD HOPはそれを気にしないほどの収入があることが推測できます。

 

BAD HOPの収益源は推測できるだけでも以下のとおり。

  • 音源・配信
  • ライブ・ツアー
  • Youtube
  • アパレルブランド
  • ビールメーカー

 

しかもBAD HOPはレコード会社や事務所に所属しておらず、基本的にすべての活動を自己プロデュースしているので、報酬や収益の中抜きがなく、全て自分たちだけのものになります。

 

BAD HOPの具体的な収入予想や、ラッパーの年収・収益源については下記で詳しく解説しております。

 

ヒップホップ史に名を残す

ヒップホップの歴史に名を残す

バッドホップはこの東京ドームでのライブをラッパーとして初めて成功させ、その話題性と人気がピークとなった瞬間に解散します。

漫画「スラムダンク」でも、山王戦という最大に盛り上がったストーリーの直後に完結し、その結果、大人の事情で引き延ばされ続けた他の人気漫画よりも、現在も読まれる伝説の漫画として語り継がれていますよね。

それと同じように、日本語ヒップホップ初の東京ドームアーティストとしてピークが訪れた時、BAD HOPは解散し、その名は日本のヒップホップ史に名を残します。

 

解散後のBAD HOPはどうなる?

解散後はそれぞれの関係は変わらずとも、個人個人で活動することが明言されています。

 

モデル、役者、経営者、そしてラッパーとして、そのフィールドが日本なのか世界なのか、それはまだ明確にはわかりませんが、そのどれを行うにしても、全員が十分な活動資金とスキルを持った状態での再スタートとなります。

そしてBADHOPが解散した後もメンバーそれぞれが名を上げ、BAD HOPの名前だけはずっと語り継がれるでしょう。

 

まとめ

今回は、BAD HOPの解散ライブ『BAD HOP THE FINAL』について解説しました。

 

BAD HOPが刻んできた軌跡についに終止符が打たれるわけですが、ラッパー史上初の東京ドーム公演で繰り広げられる解散ライブには、彼らの集大成ともいえる様々な思いが込められています。

彼らのライブを観れる最後の機会になるかもしれないので、もしも行くかどうかまだ迷っている人は、後悔しないためにも絶対に現地へ足を運んでください。

 

BAD HOPの解散によってヒップホップ界にどのような影響があるのか、そしてヒップホップの未来のためにも、BAD HOPの解散ライブは重要なイベントとなるでしょう。

 

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この記事を書いた人

ヒプラガのアバター ヒプラガ ライター/ブロガー

大阪出身のブロガー。小学生の頃にレゲエにハマり、レゲエの音楽を20年以上聴いています。レゲエDeeJayがMCバトルに出場したのをきっかけに、ヒップホップも聴くようになりました。
ヒップホップやレゲエの音楽・文化をもっと多くの人に知ってもらいたいという思いから、ヒップホップやレゲエに関する情報を発信しています。

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