レゲエの本場ジャマイカでは、マリファナ(大麻)が文化的な要素の一部として定着しており、レゲエ音楽の歌詞やアートワークにも頻繁にマリファナが登場します。
日本のレゲエDeeJayやアーティストでも、マリファナの使用やその社会的・政治的なトピックに焦点を当てたガンジャチューンを歌う人が多いですよね。
今回は、ジャパニーズ・レゲエの、おすすめガンジャチューンをいくつか紹介していきたいと思います。
そもそもガンジャチューンとは
「ガンジャチューン = Ganja Tune」とは、マリファナ(大麻)をテーマにした歌のことを指します。
ガンジャチューンは、大麻の使用や合法化など、その文化に関連するトピックに焦点を当てた歌詞やリズムを持ち、大麻の使用に対するアーティスト自身の考えや経験を表現することもあります。
曲の特徴としては、心地よくリラックスした雰囲気や陽気なトーン、チル(Chill)、アイリー(Irie)な曲が多く、MVでは仲間たちと吸っている描写が描かれることも多いです。
ジャパニーズ・レゲエのガンジャチューン
KAYA / ACE MARK & ZENDAMAN
『KAYA』はACE MARKとZENDAMANのコンビ曲。
南の島(ジャマイカ)のリラックスした雰囲気や愛情に満ちた環境を描写しており、マリファナがリラックス感や幸福感をもたらし、Irieにしてくれるということを表現したガンジャチューンです。
ちなみに、「KAYA」は“マリファナ”を意味するジャマイカのストリート・スラングです。
◯✕△高等学校 / ARARE
「◯✕△高等学校」はアルバム『HERB GARDEN』に収録されているARAREのガンジャチューン。
大麻高等学校という架空の高校をテーマにした曲で、マリファナに関連したおもしろいリリックと内容で歌われた聴き心地の良い曲です。
「◯✕△高等学校」が収録されている『HERB GARDEN』は、他にもCHEHONの「No Weed No Life」やNatural Weaponの「Sensimillia」など、『Rougher Yet』という同じリディムで多数のガンジャチューンが収録されています。
収録曲
- No Weed No Life / CHEHON
- Sensimilla / Natural Weapon
- Happy Smokin’ (Dub Plate Vibes) / Chee
- Redder / Hibikilla
- また巻いて / 導楽
- Light Up / Gulty Victim
- ○×△高等学校 / Arare
- Kingston Weed / Dinosaur
- Nah Weed / King-K
- みどりのめぐみ / Miu 94
- Ganjaman Road / Bambu
- Irie Smokin’ / B.B The K.O, Apple Eye & Snow Spring
- ハッピー / 風
- Bun Fire / Chappa Ranks
- Version
- Jingle / DJ Bana
- 収録曲Mix / Mixed By Dr.Production
『HERB GARDEN』の曲はどれもおすすめなので、ぜひ聴いてみてください。
みどり
「みどり」は、知らない人はいないほど有名なCHEHONの代表曲。
マリファナを”みどり”という名前の女性に例えて歌われており、初めてこの曲を聴いた人は、恋人のことを歌っているラブソングだと思う人も多いようです。
CHEHONは他にも多くのガンジャチューンを持っており、どれもいい曲なのでぜひ聴いてみてください。
薫る味はSweet
「薫る味はSweet」はThunder(トンダー)の代表的なガンジャチューン。
大麻の価値や大地の恵みに感謝と賛美の気持ちを表現し、大麻の煙を楽しむことで生まれる平和な雰囲気や、音楽の力がもたらす心地よさについて歌われています。また、大麻が社会にも認められるべきであるとの主張や願いも込められた歌となっています。
Thunderは他にも、「SENSIMINIA」 や「 SMOKE SOME HIGH」といったガンジャチューンも出しており、どれもおすすめなのでぜひ聴いてみてください。
KEMURI / RAM HEAD
「KEMURI」は『DIGITAL NINJA 2』に収録されているRAM HEADのガンジャチューン。
マリファナを吸う様子や気分を、心地よく落ち着いた曲調で表現しています。
Bon buri / 775
「Bon buri」は775のEP『くのいち』に収録されているガンジャチューン。
Bam Bam RIDDIMのアップテンポなリズムに775特有のフローが聴いていてクセになる一曲です。
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SENSIMILLA/ J-REXXX
「SENSIMILLA」はDIGITAL NINJAからリリースされたJ-REXXXのガンジャチューン。
J-REXXXのガンジャチューンは他にも、STEP UP RIDDIMの「麻里 純愛菜」やタイマンチーズでのユニット曲「Ganjah Ganjah」、ジャパニーズマゲニーズとのコンビ曲「最後の一本」などもおすすめです。
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MARIWANA / RUDEBWOY FACE
「MARIWANA」はRUDEBWOY FACEの代表的なガンジャチューン。
ゆったりと落ち着いたミディアムテンポの原曲と、ダンスホールVerとしてZENDAMANを迎えたREMIXのバージョンもありどちらも最高です。
CHILL SPOT / SHADY
「CHILL SPOT」はSHADYのアルバム『光と影』に収録されているガンジャチューン。
ゆったりと落ち着いたリズムに現代社会の不満や疑問が表現されており、そして自身の価値観と生き方、仲間と上へ上がっていくという希望を込めて歌われた曲です。
SO HIGH / 導楽
「SO HIGH」は『HERB GARDEN 2』に収録されている導楽のガンジャチューン。
明るく爽快なリズムとリリックなので、ドライブにもおすすめの曲です。
『HERB GARDEN 2』は、他にもNatural Weaponの「植物」やRUEEDの「Sunny Day」など、『SHANTY TOWN RIDDIM』というジャマイカのレゲエでも人気のリディムにより多数のガンジャチューンが収録されています。
収録曲
- Dr.Production Vegetable Mega Mix – Mixed By Dr.Production
- Chee – ナンバーワン(High Grade Vibes)
- Hibikilla – Ganja Man
- 導楽 – So High
- Chop Stick – 飛んで真っ赤
- Corn Head – ガンジャタウン
- Natural Weapon – 植物
- Dinosaur – 365
- King-K – 俺の太陽
- G2 – いつかきっとGoho
- Rueed – Sunny Day
- Apple Eye & Show Spring – To The Freedom
- Mind=Voice – 愛 Grade
- Macka Pee – Illegal Drug
- 音斬草 – ありがたや
- 牛若丸 & Bambu – リガ!
- Shanty Riddim (Version)
THC / NOISE
「THC」は2003年にRED MONKEYのレーベルであるGHETTO YOUTHから446プロデュースでリリースされたNOISEのGANJAチューン。
「STALAG RIDDIM」 というジャマイカのレゲエでも超有名なリディムに乗った、中毒性のある曲になっています。
SENSIMILLIA / Natural Weapon
Natural Weaponの「SENSIMILLIA 」もガンジャチューンの紹介には外せません。
若い頃のNatural Weaponの大麻についての思いや気持ちが歌われた、個人的にもとても好きな曲です。
「SENSIMILLIA 」は『HERB GARDEN』に収録されています。
まとめ
今回は、ジャパニーズ・レゲエのおすすめのガンジャチューンを紹介しました。
やはりレゲエとマリファナは切り離せない関係なので、ガンジャチューンを持っているレゲエDeeJayは多いですね。
他にもまだまだガンジャチューンはあると思うので、もしみなさんが知っているおすすめのガンジャチューンがあればコメントなどで教えていただけると上記に追加いたします。
ぜひお気軽にコメントいただければ嬉しいです(^^)
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