CHEHON(チェホン)は、レゲエ界のトップを走るDeeJayです。
人気や知名度、音源のリリース数、ライブ数、スキルなどを総合的に見ると、CHEHONはおそらく日本のレゲエ界では断トツのトップでしょう。しかもまだまだチャレンジし続ける向上心や行動力がカッコいいですよね。
そこで今回は、CHEHONのプロフィールや経歴を深堀りしていきます。おすすめの音源やMCバトルも紹介しますので、CHEHONに興味がある人はぜひ最後までチェックしてください。
CHEHONとは
CHEHONは大阪の生野区出身のレゲエDeeJay。身長が高く、頭にバンダナを巻いた外見が特徴的です。
どんなリディムにも即座に対応できるフロウや、滑舌の良さによる聞き取りやすさ、韻の硬さやストレートなリリックが特徴的な歌唱スタイル。
これまでにリリースしたアルバム数は7枚で、音源はなんと200曲を超えています。ヒップホップのラッパーとのコンビ曲も多く、代表曲である「みどり」や「韻波句徒」は、“レゲエを知らない人でも聴いたことがある”という人も多いです。
CHEHONのプロフィール
アーティスト名義 | CHEHON(チェホン) |
本名 | 本名:李 宰洪 日本名:米田 洪二(よねだ こうじ) |
生年月日 | 1984年8月4日 |
身長 | 180cm |
出身 | 大阪府生野区鶴橋 |
兄弟 | 兄、姉、妹が一人ずつ |
最終学歴 | 高校卒業 |
CHEHONの本名・名前の由来
CHEHONの本名は、李 宰洪(イ チェホン)です。本名をそのままアルファベット表記に変換し、アーティスト名義にしているんですね。
CHEHONは在日の韓国人です。国籍は韓国ですが、日本で生まれ、日本の文化で日本語の中で育っているので、中身はほぼ日本人です。日本国籍も取っており、日本での名前は米田洪二です。(韓国語も少し話せるそうですが、普段はバリバリの関西弁です。)
CHEHONの性格
CHEHONは年間170本以上のライブ数をこなしながら、アルバムや楽曲もコンスタントにリリースしています。さらに定期的にMCバトルにも出場していますよね。基本的にオファーは断らないという行動力と、何ごとにもチャレンジし続ける向上心が非常に強いです。
CHEHONはスキルを上げるためには場数を踏むことが大切だと考え、自身の単価を安く設定し、ライブ関係者に呼んでもらいやすくしています。
MCバトルでCHEHONを知った人は、バチバチで怖いイメージを持っている人もいるかも知れませんが、普段はファンの人にもめちゃくちゃ優しく、どんな人にも礼儀正しく接しています。
CHEHONと仲が良いDeeJay・交友関係
CHEHONの交友関係は非常に広いです。レゲエDeeJayでは、NATURAL WEAPONやBIG BEAR、TAK-Z、HISATOMI、寿君、RAY、SHADY、ARM STRONGなどは年齢が近く、昔から大阪の現場で一緒に活動していました。
特にNATURAL WEAPONとは一緒にジャマイカに住んでいたこともあり、コンビ曲も多く絆が深いです。(ラガラガブラザーズというYoutubeチャンネルもやっていました。)
関連:CHEHONとNatural Weaponのコンビ曲、音源おすすめ5選
プライベートでは、少し年上のKENTY GROSSと仲が良く、よく一緒に遊んでいる印象があります。最近ではヒップホップのラッパーともプライベートでもよく遊んだり、ライブで共演する機会も多くなっています。
CHEHONのファッション
CHEHONは身長が180cmと高身長なので、スタイルも良くどんな服装でも着こなしておしゃれです。頭にバンダナを巻いた姿が特徴的ですが、キャップを被っていることも多いです。
ストリート系のファッションが多いですが、ジャージなどのアウトドア系のスポーティな格好や、スタイリッシュな着こなしをする場合もあり、気合を入れている場合はスーツを着用していることもあります。
CHEHONがよく着用している服の具体的なブランドについては以下で解説しました。
» 【レゲエ】CHEHONがよく着てる服装のブランド、ファッションまとめ
鶴橋の実家は「キムチ屋さん」
CHEHONの実家は、鶴橋にある丸金商店(まるきんしょうてん)というキムチ屋さんです。(住んでいる家は別)
丸金商店は鶴橋商店街の中にあり、店ではCHEHONのお母さんが店頭に立って販売しています。(お兄さんやお姉さんが販売している場合もある。)
CHEHONも若い頃はよく手伝っていたそうです。
さまざまな種類のキムチやチャンジャが売っており、美味しいと評判なのでぜひ鶴橋に行った際は立ち寄ってみてください。
鶴橋商店街はCHEHONのMVなどにもよく使われていますよね。
CHEHONの愛犬・シシマル
CHEHONは、獅子丸(シシマル)という名前の犬を飼っています。
CHEHONが24歳の誕生日に飼い始め、ずっと大阪で一緒に住んでいました。CHEHONが東京に出た後は大阪に預けており、今は知人に面倒を見てもらっているとのこと。
CHEHONが少し売れ始め、経済的にも裕福になってきた時期に「俺は犬を飼えるようにまでなった」という感じを思いたくて飼い始めたが、いざ一緒に生活すると本当の家族、子供のように思い、今では大切な存在だと言っていました。
あまりSNSを更新しないCHEHONですが、獅子丸の写真はよくインスタに投稿するので、大好きなことがよくわかりますね。
CHEHONの刺青(入れ墨)
CHEHONの右肩には刺青が入っています。
もともと刺青に興味があったわけではないが、たまたま知り合いに連れて行ってもらった刺青のスタジオに行ったところ、絵の凄さに感動し、引き込まれので、自分も入れてほしいと思いお願いしたそうです。
刺青では「口から煙を吐いている緑の龍」の絵柄が描かれています。腕の内側には「鼠」という文字が入っており、CHEHONとも仲が良かったTERRY THE AKI06が作った「鼠セット」をわすれないという意思が刻まれています。
CHEHONの経歴
CHEHONの経歴をざっくりと年代別にまとめると以下のとおりです。
1984年 | 大阪府生野区の鶴橋で誕生 |
2000年 | 16歳くらいの頃にクラブに行き始め、レゲエに出会う |
2006年 | 「みどり」をリリース |
2007年 | 1stアルバム『「チェホンのファーストアルバム」という名のアルバム』をリリース |
2008年 | メジャーデビュー |
2009年 | 「韻波句徒」をリリース 2ndアルバム『RHYME LIFE』をリリース |
2010年 | 3枚目のアルバム『Road to island』をリリース ジャマイカに移住 |
2012年 | ジャマイカから帰国 4枚目のアルバム『Seaview Garden』をリリース |
2013年 | 5枚目のアルバム『A PASSING POINT』をリリース |
2015年 | 6枚目のアルバム『RE:START』をリリース |
2016年 | NATURAL WEAPON、SHADYと共に全国ツアー「TEAM WORKS TOUR」を開催 |
2018年 | フリースタイルダンジョンにて「REGGAE vs HIP HOP」の企画にてMCバトルに参戦 |
2021年 | 7枚目のアルバム『THE CULMINATION』をリリース 東京に進出 |
2022年 | MCバトルの日本一を決める大会「KING OF KINGS」に出場し、ベスト4に残る 人気Youtube企画「THE FIRST TAKE」に出演し、韻波句徒が3,000万再生以上を記録 |
2023年 | Biiboard OSAKA、YOKOHAMAにてライブ公演 MCバトルの大会「渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE 2023」にて優勝 大麻取締法違反で逮捕される |
鶴橋で誕生〜少年時代
CHEHONは1984年に大阪の鶴橋にて生まれます。
鶴橋は大阪府生野区にある地名です。日本最大級のコリアンタウンとして有名で、在日韓国人も非常に多いです。駅のホームでも焼肉の匂いがするくらい周辺は焼肉屋が多く、鶴橋商店街にはキムチやサムギョプサルなどの韓国フードを中心に、さまざまな飲食店が並んでいます。
昔から音楽が好きな少年だったとのことで、16歳くらいの頃からクラブに通うようになります。年齢確認では、3つ年上の兄の保険証を使っていたそうです。(顔が幼かったため、追い返されることも多かったとのこと)
クラブではヒップホップを中心とした色々な音楽を聴いていましたが、その中でも聴いていてカッコいい、気持ちいいと思う曲があり、DJに聞いたところ「これはレゲエだよ。」と教えてもらったそうです。そこでCHEHONは自分はレゲエが好きだということに気づき、レゲエのイベントを積極的に探したり、レコードを漁ったり、レゲエにハマっていくようになります。
ラバダブソルジャー時代
レゲエのイベントに遊びに行くと、ラバダブというマイクリレー(ヒップホップのサイファーみたいなもの)が始まり、仲の良い友達がそこに入っていきました。「ラバダブは誰でも入っていいんだ」いうことがわかり、自分もやりたいと思ったそうです。
そしてCHEHONは家でリリック書き、ある日ラバダブでマイクを取りにいきました。そこからCHEHONは毎週のように各地でラバダブに参加するようになります。
もちろん初めはマイクを奪う勇気が出なかったり、ドスベりした時もあったそうです。この時はまだ17歳くらいなので、同年代の人もおらず、20代の年上ばかりの中に挑んでいました。
昔から挑戦する度胸と向上心は凄かったんですね。
CHEHONがラバダブ修行をするうちに、NATURAL WEAPONという同年代のDeeJayが参加してくるようになり、仲良くなります。そこからNATURAL WEAPONと一緒に何度もイベントに参加し、場数を踏みながらスキルを磨いていきます。
「みどり」が誕生
「みどり」は、CHEHONが18、19歳の頃に作った曲です。
みどりはCHEHONのビッグチューンです。”みどり”という女性のことを歌うラブソングとして表現してますが、実際には〇〇のことを歌ったガンジャチューンです。
CHEHONはみどりを初めて作ったデモCDに収録し、いろんなクラブの先輩や関係者、アーティストに持っていきました。地元だけじゃなく地方のクラブにも自腹で足を運び、500枚以上も自分の手で配ったそうです。
この頃から行動力が並外れていますね。
そして爆発的にみどりが世間に広まり、イベントやラジオでもよく流れるようになります。
レゲエDeeJayとして売れ始める
みどりが有名になるとともに、CHEHONの名前も世間に知れ渡り、ライブやDub録りの依頼も増え続けます。
その後は、
- 2006年:正式にみどりのCD(ミニアルバム)をリリース
- 2007年:1stアルバム『「CHEHONのFirstアルバム」という名のアルバム』をリリース
- 2009年:韻波句徒が収録された2ndアルバム『RHYME LIFE』をリリース
- 2010年:3枚目のアルバム『Road to island』をリリース
など、ライブ活動と音源制作に力を入れ、この頃は曲を出すたびに人気も知名度も上がり、お客さんも増え続け、右肩上がりにすべてが順調に進んでいました。
CHEHON自身も、「あまりにもうまく物事が進み、上手くいかないことがなかった」と振り返っており、順風満帆にレゲエDeeJayとして売れていきます。
しかし、CHEHONは音楽をする上で何も困らない環境になったことで、「このまま日本で活動していても絶対に腐ってしまう」と物足りなさを感じ始めます。そして刺激を求め、レゲエの修行をするために、レゲエの本場であるジャマイカに移住することを決めます。
2010年に3枚目のアルバム『Road to island』をリリースし、その年の末にジャマイカに飛び立ちます。
『Road to island』の最後に収録されている曲「SAYONARA JAPAN」では、CHEHONがジャマイカに飛び立つ前の思いや感情がリリックに込められています。
ジャマイカでの修行時代
CHEHONは2010年の末、ジャマイカのSeaview Garden(シービュー・ガーデン)という地区に移住します。ちなみにこの時のCHEHONは25歳です。
Seaviewは、現地のタクシー運転手さえも行きたくないと言うほど、ジャマイカの中でもかなりGhetto(ゲットー)で危険な地域です。Ghetto=”貧しい生活”のような意味があり、スラム街などの貧困地区を指します。
CHEHONと仲の良いDeeJayである、NATURAL WEAPONも先にジャマイカのSeaviewに移住しており、廃墟のような土地にコンクリートから家を建てて生活します。
ジャマイカでは毎日のように外で音楽のイベントが開催されており、CHEHONとNATURAL WEAPONも、自分たちでイベントを主催したいと考えます。
ジャマイカ人のサウンドマンを呼び、空いている広場の確保、機材や演者もすべて自分たちで調達し、実際に自分たちのイベントを開催します。(ちなみに集めたお金の中には大量の偽札が混ざっていたそうです。)
記事では書けないような危険な経験をしながらも、CHEHONはレゲエの本場ジャマイカで1年以上も過ごし、音楽活動やアルバム制作に励みます。そしてジャマイカで制作した4枚目のアルバム『Seaview Garden』をリリースし、ジャマイカから帰国します。
ジャマイカでさまざまな経験をしたCHEHONは「大したことではビビらなくなった」と話しており、間違いなくレゲエのスキルや意識が成長したことでしょう。
その後は、
- 2013年:5枚目のアルバム『A PASSING POINT』をリリース
- 2015年:6枚目のアルバム『RE:START』をリリース
- 2016年:NATURAL WEAPON、SHADYと共に全国ツアー「TEAM WORKS TOUR」を開催
など、ライブや音源制作を中心にさらに躍進していきます。
MCバトルでHIPHOPに殴り込む
CHEHONは2018年の末に、ヒップホップのMCバトル番組「フリースタイルダンジョン」の出演オファーを受けます。HIPHOP vs REGGAEというMCバトルの企画で、KYO虎、POWER WAVE、AICHIN、NG HEADと共に、レゲエ勢のチームとして参戦します。
ちなみにレゲエにもDeeJayクラッシュというバトルがあり、CHEHONは何度もクラッシュでのバトル経験があります。
» 【レゲエ】DeeJayクラッシュのルールや特徴を解説!Combatとは違う?
CHEHONはフリースタイルダンジョンで、ACE、崇勲、呂布カルマを倒し、4人目のFORKには挑まずにリタイアします。この時に「もっと練習してMCバトルに出ます」と宣言し、その後は宣言通りMCバトルにも積極的に参加するようになります。
そして2022年には、MCバトルの日本一を決める大会「KING OF KINGS 2021」に出場し、ベスト4にまで残ります。2023年にはMCバトルの大会「渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE 2023」で優勝するなど、ヒップホップ界にも名を轟かせます。
実際にMCバトルを通じてラッパーとのリンクも増え、ヒップホップアーティストとのコンビ曲も作られています。
DeeJayとラッパーのコンビ曲やライブでの共演も増えてきており、CHEHONは間違いなくレゲエとヒップホップをつなぐ先導者となっています。
関連:【レゲエ×ヒップホップ】DeeJayとラッパーのコンビ曲!音源おすすめ7選
THE FIRST TAKEに出演
CHEHONは2022年に、人気Youtube企画「THE FIRST TAKE」に出演します。
THE FIRST TAKEとは、Sony Musicが運営するYoutubeチャンネルです。音楽の一発撮りをコンセプトとした企画であり、チャンネル登録者数は900万人を超えるビッグチャンネルです。
800本以上の動画が登録されており、J-POPを中心としたさまざまなジャンルのアーティストが数多く出演している中、CHEHONはレゲエジャンルとしては初の登場でした。
CHEHONは代表曲の「韻波句徒」を当日用のアレンジを織り交ぜ、圧倒的なパフォーマンスを披露したところ、再生回数はなんと3,500万回を超える人気です。(YOASOBIや優里といったメジャーなJ-POPが上位を占める中、韻波句徒が18番目に入っており、これはめちゃくちゃ凄いことです。)
2008年に書いた韻波句徒が、14年ぶりに世間に認められことについて「若い時の自分が間違ってなかった」と再認識したそうです。
大麻取締法違反で逮捕
CHEHONは2023年の後半に、大麻取締法違反で逮捕されます。
CHEHON自身もジャマイカに住んでいたこともあり、レゲエの文化にどっぷりとハマっているので、周りのファンや関係者も今さら驚きはしないでしょう。そもそも「みどり」や「831カラカラ」など、他にも多くのガンジャチューンを歌っていますよね。
CHEHONという大物アーティストが逮捕されたことで、大麻に関するさまざまな意見や議論がSNS上で発信されていましたね。レゲエDeeJayやラッパーが、このような内容で逮捕されることはよくありますが、しばらくCHEHONの活動が止まったのは非常に残念でした。(現在は戻ってきており、通常通り活動を再開しています。)
MCバトルでの活躍
CHEHONは2018年に出た「フリースタイルダンジョン」をきっかけに、ヒップホップのMCバトルにも頻繁に出場するようになります。MCバトルの客層にも人気が高く、さまざまなオーガナイザーのオファーにより、いろんな大会に出場しています。
関連:CHEHONのMCバトル戦績と過去の出場履歴まとめ 次のバトルはいつ?
CHEHONのバトルスタイル
CHEHONのMCバトルのスタイルは、即興と持ち歌、仕込み(ネタ・弾)を組み合わせた戦い方です。ヒップホップのMCバトルでは相手の攻撃へのアンサー・即興がベースなので、持ち歌や仕込みは「ネタ」と呼ばれて揶揄されることもあります。
レゲエのバトル(DeeJayクラッシュ)では持ち歌や仕込みが中心ということもあり、CHEHONは「レゲエDeeJayがヒップホップのMCバトルで即興だけやっても意味がない。」と言う理由から両方を組み合わせて戦います。
最初の頃は、ほぼ持ち歌や仕込みだけで戦っていましたが、ネタだと言われたり、噛み合わないこともあるという理由から、即興やアンサーも大事にするようになったとのことです。
持ち歌のフロウ or バチバチの対話形式
CHEHONのバトルスタイルは、主に「持ち歌や仕込みのフロウ」と「バチバチの対話形式」の2パターンにわかれます。
基本的には自分の持ち歌や仕込みを対戦相手用にカスタマイズしたリリックで攻撃するスタイル(レゲエ本来の戦い方)が多いですが、対戦相手や状況によっては、バチバチの対話形式のバトルスタイルになる時もあります。
バチバチのCHEHONはめちゃくちゃカッコいいですよね。
絶対に先攻を選ぶ
MCバトルはDeeJayクラッシュと違い、最初に先攻/後攻を決めます。
ジャンケンに勝ったほうが先攻か後攻を選ぶことができ、基本的には後攻が有利と言われるMCバトルですが、CHEHONはジャンケンに勝つと絶対に先攻を選びます。
先攻のほうが持ち歌や仕込みが使いやすいという理由もあるかもしれませんが、CHEHONは「逆境や不利な状況で勝つのがシブいから」と言っていました。
KING OF KINGS 2021決勝大会に出場
CHEHONは2022年に、MCバトルの日本一を決める大会であるKOKに出場しました。
「KOK=KING OF KINGS」は、凱旋MCバトルや戦極MCバトル、真ADRENALINE、その他日本で開催される主要MCバトル大会の優勝者や代表者、全国大会の優勝者など、MCバトルの強者だけが出場できる大会です。
関連:MCバトルのKOKとは?日本一を決めるラップバトルの特徴やルールを解説
この大会はブッキングやオファー制ではないので、いくら人気や知名度があっても出場できません。出場するには、KOK出場権が貰える大会で優勝するか、予選大会で優勝する必要があります。まさに実力主義です。
CHEHONは、東京予選大会を優勝 → 東日本予選大会を優勝したことで、東日本代表として、KOK2021の決勝大会への出場権が与えられました。KOKの決勝大会では最終的にベスト4にまで勝ち上がり、準決勝で惜しくもFORKさんに敗れました。
レゲエDeeJayのCHEHONがKOKに出場するだけでも凄いことですが、ベスト4まで勝ち上がるのは本当に凄いと思います。
CHEHONのKOKでの詳しい対戦結果や、出場した経緯については以下で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
» CHEHONのKOK2021決勝大会での対戦結果、感想 [MCバトル]
バトルサミットに出場
CHEHONは2022年に開催された第1回目のバトルサミットに出場しました。
バトルサミット(BATTLE SUMMIT)とは、優勝賞金がなんと1,000万円という過去最大級のMCバトルトーナメントです。こちらはKOKとは違い、普段バトルになかなか出ないラッパーや人気アーティストを集めたイベントとなり、完全ブッキング制です。
関連:【2024】バトルサミットとは?大会のルールや出場者、優勝賞金を徹底解説
1回戦のMOL53相手に持ち歌と即興を組み合わせて戦いましたが、惜しくも敗けました。(この時のMOL53はめちゃくちゃ強く、準優勝でした。)
2024年に第2回目のバトルサミット「BATTLE SUMMIT Ⅱ」の開催が決定しましたが、CHEHONが出場するかは未定です。
関連:BATTLE SUMMIT2の開催が決定!出場メンバーやバトルの詳細を解説
CHEHONのおすすめのMCバトル
CHEHONのこれまでのMCバトルの中から、おすすめのバトルを紹介します。
渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE 2023 / CHEHON vs MU-TON
2023年に開催された「渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE 2023」でのMU-TON戦。
CHEHONは1回戦で#KTちゃん、2回戦でRAYを倒し、3回戦(準決勝)でのMU-TONと戦います。
実はこの大会の1年ほど前にも同じ大会でMU-TONと戦っており、持ち歌を中心に戦いましたが、再延長で弾がなくなり、言葉に詰まったことから途中で負けを認めました。
再戦となるこのバトルでは、CHEHONは持ち歌や仕込み(ネタ)を一切使わず、全即興でアンサーを返し、バチバチの対話スタイルで戦います。
結果、100:0でCHEHONが圧勝しました。
この時のCHEHONは圧倒的に強く、決勝戦ではPOWER WAVEを倒し、見事優勝しました。
関連:【MCバトル】真ADRENALINEとは?バンド操作のルールや歴代の結果を紹介
真ADRENALINE 杯真の陣トーナメント / CHEHON vs 句潤
2020年に開催された「真ADRENALINE 杯真の陣トーナメント」での句潤戦(2回戦)。
CHEHONがMCバトルに出始めてまだ数回目のバトルで、お互いにセルフサンプリングを使い、気持ちの良いグルーヴで戦うセッションのようなバトル。Youtubeでも400万回再生以上の超ベストバウトです。
バトルは延長でも決着がつかず、再延長にまでもつれ込みます。CHEHONは「韻波句徒」や「CHALLENGER」などのビッグチューンや、他にもさまざまなセルフサンプリングを使い、バトルを盛り上げました。
関連:CHEHONがMCバトルで使ったサンプリングの曲名(音源)まとめ!大会ごとに更新
ちなみに句潤とは年齢が同じということもあり、仲が良いそうです。
KING OF KINGS 2021 決勝大会/ CHEHON vs PONEY
2022年1月に開催された「KING OF KINGS 2021 決勝大会」でのPONEY戦(1回戦)。
CHEHONはKOKへの意気込みがとても強く、あまりディスってこずに客のほうにラップをするPONEYに対して、「バトルなんやからディスってこい」とバチバチスタイルで挑みます。
そして持ち歌のセルフサンプリングは使わず、仕込みのバースト即興を組み合わせ、見事勝利します。2回戦ではCIMAに延長の末勝利し、3回戦(準決勝)でFORKに敗れます。
KOKではスーツ姿だったのもカッコ良かったですよね。
残念ながらYoutubeには載っていないですが、Amazonプライムで観れるので、ぜひチェックしてください。
凱旋MC BATTLE in さいたまスーパーアリーナ / CHEHON vs MU-TON
2022年に開催された「凱旋MC BATTLE in さいたまスーパーアリーナ」でのMU-TON戦(2回戦)。
おそらくCHEHONが過去一ブチギレていたバチバチのバトル。実はこのバトルが始まる直前に、本大会のライブゲストであった¥ellow Bucksが乱入してきました。このため、CHEHONはその場でしばらく待たされ、イライラが溜まっていたこともあり、MU-TONの中途半端なディスにブチギレます。
結果、CHEHONが勝利し、3回戦(準決勝)に進みます。
関連:Yellow Bucksとはどんなラッパー?【バトル経歴やおすすめの曲を紹介】
私も現地で観ていましたが、めちゃくちゃ迫力がありカッコ良かったです。
Youtubeには載っていないですが、DVDで観ることができます。1回戦の百足戦や3回戦のSIMON JAP戦もカッコイイので、ぜひチェックしてみてください。
戦極MC BATTLE 第21章 / CHEHON vs ミメイ
2020年に開催された「戦極MC BATTLE 第21章」でのミメイ戦(2回戦)。CHEHONが初めて出場した戦極MC BATTLEで、セルフサンプリングと即興を組み合わせて戦います。
みどりのサンプリングをしてきたミメイに対して「対戦相手の曲パクるのは一番ダサい」「他人の曲歌ってる奴と自分で勝負してるどっちがカッコイイ」と完璧なアンサーを返し、勝利します。
戦極21章は48人制のトーナメントで出場者が多いです。客質も非常に良く、個人的にも好きな大会なので、ぜひチェックしてみてください。
関連:【戦極MCバトル】主催者は誰?大会のルールや特徴、歴代の結果も解説
CHEHONのおすすめ音源
CHEHONがこれまでにリリースしたアルバムは7枚、持ち歌の音源はなんと200曲を超えています。代表曲の「みどり」や「韻波句徒」が有名ですが、他にもいい曲がたくさんあるので、おすすめを紹介します。
関連:【レゲエ】CHEHONのおすすめ音源ランキング!かっこいい曲から定番の人気曲まで全曲紹介
time a slow
「time a slow」はレゲエサウンドの『LIFESTYLE』プロデュースのCHEHONの曲です。
心地良くリラックスしたRIDDIMで、聴いていて気持ちの良い曲です。MVも船の上で撮影されており、IRIEな気分にさせてくれます。(FAR EAST REGGAE CRUISE 2023で撮影された映像ですね。)
実はこの曲はガンジャチューンだという噂もあります。
関連:CHEHONのガンジャチューンを紹介!みどり以外のマリファナの曲も、おすすめ音源6選
BUFFALO SOLDIER
「BUFFALO SOLDIER(バッファロー・ソルジャー)」は、CHEHONの7枚目のアルバム『THE CULMINATION』に収録されている曲です。
寿君、J-REXXX、RUEED、APOLLO、THUNDER、KIRA、775、ZENDAMANと共に、CHEHONを含め総勢9人による楽曲。CHEHONが今のレゲエシーンを引っ張っていると思うメンバーを選抜したとのことです。
アガリサガリ
「アガリサガリ」は、ラッパーのR-指定とのコンビ曲です。SPICY CHOCOLATEのプロデュースにより実現した、レゲエとヒップホップ、それぞれジャンルのトップを走る二人のコンビ曲です。
MVでは二人の昔の風貌を表現されており、CHEHONの曲「みどり」と、R-指定の曲「のびしろ」を、お互いがサンプリングしたリリックも魅力です。
CHEHONはラッパーとのコンビ曲も多いです。CHEHONとヒップホップのラッパーによるコンビ曲は以下で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
関連:【レゲエ】CHEHONとヒップホップのラッパーによるコンビ曲、おすすめ音源を紹介!
まとめ:CHEHONの今後の活動は?
今回は、レエゲDeeJayのCHEHONについて、プロフィールから経歴、おすすめの音源やMCバトルについて解説しました。
経歴を深堀りすると、桁外れの場数と、壮絶な経験を積んできたのがわかります。今の人気や知名度、パフォーマンス力が身につくのも必然ですね。
CHEHONはレゲエをさらに盛り上げるため、2021年に東京に進出しています。45歳までが最前線で戦える年齢だと考えているとのことで、最後の悪あがき、勝負だと話していました。
CHEHONはレゲエを、ヒップホップやロックを凌ぐほどのレベルまで上げていきたいと話しており、今後はスタジオ作ったり事務所作ったり、若いDeeJayをプロデュースすることも考えているとのことです。
これからCHEHONがどこまで上がり続けるのか、今後の活動も非常に楽しみです。
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