ラッパーがよく履いているスニーカーのブランド！ヒップホップ定番のおすすめの靴を紹介

ラッパーやHIPHOPのアーティストは、履いているスニーカーも独特でカッコいいですよね。

ヒップホップが好きな人は、自分の好きなラッパーが履いているスニーカーのブランドが気になったり、同じ靴が欲しいと思ったりする人も多いのではないでしょうか。

　

この記事では、ヒップホップのラッパーやアーティストがよく履いているスニーカーのブランドを紹介します。

ラッパーはどんなスニーカーを履いている？

ラッパーが履いているスニーカーは個々のアーティストによってもさまざまですが、ヒップホップカルチャーに影響を受けていることから、共通点やラッパー特有のスタイルがあります。

ストリート系ファッションに合うスニーカーが多い傾向にありますが、最近ではスポーティなシューズやカジュアルな靴など、アーティストによって個性の出し方やファッション性が異なります。

　

ラッパーがよく履いているスニーカーを紹介する前に以下の2点について解説します。これらを知っておくこで、よりスニーカー選びを楽しめます。

ヒップホップ文化とスニーカーの関係

「ラッパーならピカピカに磨き上げたスニーカーを履け」「毎日磨くスニーカーとスキル」などの言葉があるように、ラッパーにとってスニーカーは非常に重要なアイテムです。

ヒップホップ文化とスニーカーの関係は、1960年代にアメリカでHIPHOPが誕生してから深く根付いています。ヒップホップは音楽だけでなく、ブレイクダンスやグラフィティ、ファッション、バトルなど、多岐にわたる文化的要素を含んでいます。

ヒップホップはジャンルが成長するとともに、ファッション業界にも影響力を強めていきました。

ラッパーがスニーカーにこだわる理由

スニーカーは、ラッパーの個性やスタイルを表現する重要なファッションアイテムです。ブランドやデザイン、カラーを通じて、自分の個性や趣味嗜好をアピールできます。オリジナリティを追求することで、他のアーティストとの差別化にもつながります。

スニーカーはステータスの象徴でもあります。限定版やコラボモデルなど、高価でレアなスニーカーを持っていることで、経済的な成功や地位を示す手段になります。

ラッパーがよく履いているスニーカーのブランド

ナイキ・エアフォース1 (NIKE AIR FORCE ONE)

「エアフォースワンはいつでも真っ白でシワ一つなく履け」というストリートの教えもあり、ジェイ・Zやエミネムなど超大物ラッパーが履いていたことがあります。日本でも履いているラッパーが多く、エアフォースワン(特に白)は世界中のラッパーに愛されているスニーカーです。

世の中には数え切れないほどのスニーカーがありますが、ナイキの「エアフォース1」はスニーカーに興味がない人でも聞いたことがあるという人は多いでしょう。

当時バスケットボールシューズとして開発されたエアフォースワンですが、しだいにニューヨークを中心にハスラーやド◯ッグディーラーに愛されるようになり、ストリート界隈で人気が広がっていきました。

　

アメリカの人気ラッパー「ネリー」が”Air Force Ones”という曲名で曲を出したほどです。

　

アディダス・スーパースター (Adidas Superstar)

アディダスの「スーパースター」は、ヒップホプやスケーターなどのストリートカルチャーと結びつきの深いスニーカーです。

ニューヨークのラップグループである「RUN DMC(ランディ・エム・シー)」が、アディダスのジャージに極太のゴールドチェーン、そして紐なしのスーパースターを履いていたことから、当時のヒップホップ好きの若者に大ブレイクしました。　

紐を外して履いていた理由は「刑務所では靴紐が禁止されていたから」など諸説あります。

　

RUN DMCはスポーツ選手以外で、初めてアディダスと公式にスポンサー契約を交わしたアーティストです。1986年には自信たちの楽曲『MY ADIDAS』をリリースし大ヒット曲となります。

ナイキ・コルテッツ(NIKE CORTEZ)

ナイキの「CORTEZ」は、ヒップホップとギャングカルチャーに深い関わりのあるスニーカーです。

LAの人気ラッパーである「Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)」が”俺はもうデザイナーブランドなんて着ない、白TにNikeコルテッツ、赤のコルベットは匿名だ”とリリックで宣言するほどの、ラッパーに人気のスニーカーです。

　

ギャングカルチャーと関わりが深いスニーカーでもあり、1980年代頃にはギャングの制服として取り入れられていたこともあります。ギャングスタラッパーがLAからアメリカ全土にストリート文化を示し、コルテッツはギャングの象徴として広まります。

ニューヨークを代表するスニーカーが「エアフォース・ワン」なら、LAを代表するスニーカーが「コルテッツ」とも言われます。

　

今では世界中で人気のあるスニーカーです。

ティンバーランド(Timberland)

ティンバーランドはスニーカーではありませんが、ラッパーにも履いている人が多く、ヒップホップのイメージと結びついているという人も多いでしょう。

特に1990年代のニューヨークでトレンドになり、ティンバーランドは急激にヒップホップ界で人気になりました。

ティンバーランドはもともとは工場や建設系の労働者向けに作られたブーツですが、ストリートに広まる中でさまざまな服装と合わせられるようになりました。

　

VANS オールドスクール

VANS(ヴァンズ)のオールドスクールは、世界中のスケーターに人気のあるブランドです。ヒップホップとの歴史的なつながりは弱いですが、日本のヒップホップ好きに人気のあるスニーカーです。

日本で人気がある理由は、ラッパーのZORNが履いていたからです。「TシャツにVANSで歩き出す」というリリックを自身の楽曲に書き残すほど、ZORNが愛用するブランドとして知られています。

エア・ジョーダン(Air Jordan)

エア・ジョーダンもラッパーがよく履いている定番のスニーカーです。ジョーダンはモデルによってデザインやスタイルが全く異なりますが、他のスニーカーにはない独特な特別感があり、マニアも多いです。

2005年にエミネムがラッパーとして初めてジョーダンとのコラボを実現します。その後もドレイクやトラヴィス・コットなどがコラボを続けることで、ヒップホップ好きに人気のあるブランドになっています。

プーマ・スウェード (Puma Suede)

プーマの「スウェード」は、スポーツやストリートなど、アフリカンアメリカのコミュニティと密接に関わりのあるスニーカーです。足にフィットしやすく動きやすいということから、ヒップカルチャーの一つであるブレイクダンスのプレイヤーに特に求められるようになります。

近年ではニプシー・ハッスルやコーデーといった、さまざまな人気ラッパーとも頻繁にコラボを行っています。

ラッパー別：よく履いているスニーカーを紹介

日本のラッパーにもスニーカー好きが多く、ラッパーによって独自のこだわりやスタイルがあります。今回は以下のラッパーが履いているスニーカーを紹介します。

¥ellow Bucks

¥ellow Bucks(イエローバックス)は大のスニーカー好きとして知られており、数多くのスニーカーを持っています。カッコいいと思ったスニーカーは価格を気にせず購入し、楽曲やライブで履いています。

¥ellow Bucksがお気に入りだと話していたスニーカーは以下のとおりです。

ナイキの「AIR JORDAN 4」は、¥ellow Bucksが初めてバイトで貯めたお金で買った、思い入れのあるモデルとのこと。「AIR MAX PLUS WORLD WIDE」はビッグチューンである“Yessir”で履いており、誕生日に仲間にもらったスニーカーだそうです。

¥ellow Bucksは特に緑色のスニーカーが好きとのことで、名古屋にある『Lace』というスニーカーショップでよくスニーカーを買うそうです。

　

　

Red Eye

Red Eye(レッドアイ)はスニーカーにそんなに詳しくはないが、40足くらいは持っているとのこと。直感で良いと感じたものをすぐに購入するそうで、特にブランドにこだわりはないと話していました。

Red Eyeがお気に入りだと話していたスニーカーは以下のとおりです。

「RAF SIMONS RUNNER」はマジックテープを付け替えられるという点に一目惚れして購入したとのことです。J-REXXXとのコンビ曲である『自分等の唄』のMVでも履いているスニーカーです。

「AIR JORDAN 7 RETORO TINKER ALTERNATE OLYMPIC」は、Red Eyeが『第16回高校生ラップ選手権』で優勝したときに履いていたスニーカーです。お父さんの先輩に貰ったとのことで思い入れのあるスニーカーだそうです。

一番思い入れの強いスニーカーは「NIKE JORDAN ULTRA FLY 2」です。Red Eyeが初めて出場した『第12回高校生ラップ選手権』のときに履いていたスニーカーで、いろんな思い出が詰まっていて捨てれないそうです。

　

　

ANARCHY

ANARCHY(アナーキー)も大のスニーカー好きで、100足以上は持っているそうです。ネットで買うことはなく必ず店舗に訪れて購入するそうで、ゴツいタイプよりスマートなタイプが好きとのこと。

ANARCHYがお気に入りだと話していたスニーカーは以下のとおりです。

ANARCHYが一番思い入れのあるスニーカーは「JORDAN 1 」とのこと。自身が監督を務めた映画『WALKING MAN』で主人公がラップを始めたきっかけとなるスニーカーです。ANARCHY自身もここ一番のライブではJORDAN 1を履くそうです。

「ANARCHY × THRASHER ×SHOE GET BUCHANAN DOG」はANARCHYとTHRASHERのコラボモデルのスニーカーです。デザインやカラーリングもすべてANARCHY自身が手掛けたそうです。

WILYWNKA

WILYWNKA(ウィリーウォンカ)もスニーカーが好きで、70足くらい保有しているそうです。ブランドは特にコンバースが好きで、カラーはブラックが多めとのこと。

WILYWNKAがお気に入りだと話していたスニーカーは以下のとおりです。

コンバースの「CT70」はWILYWNKAが一番好きなスニーカーだそうです。ジョーダンなどに比べると比較的安価に手に入るので、高校生の頃から履いているとのこと。WILYWNKAのタトゥーにもCONVERSのスニーカーの柄が入っているほどです。

「NIKE DUNK HIGH PRO GREEN」は自身のEPである『Eazy eazy』のジャケットに映っているスニーカーです。「NIKE AIR VAPORMAX PLUS」はライブでもよく履くほど大好きなスニーカーだそうです。

GADORO

GADORO(ガドロ)といえばコンバースのスニーカーをイメージする人も多いのではないでしょうか。自身の楽曲である「Never Enough Life Goes On」にも、”汚れたCONVERSEが最愛のKicks”とリリックに書き落とすほどで、他にもさまざまな楽曲にコンバースのスニーカーが登場します。

コンバース以外にもスニーカーは履くと思いますが、とにかく昔からコンバースを履き続けているようです。

まとめ

今回はヒップホップのラッパーがよく履いているスニーカーのブランドを解説しました。

やはりヒップホップとスニーカー文化の関わりは深く、ラッパーにとってスニーカーはただのファッションではありません。自分の個性やスタイルを表現し、ステータスの象徴にもなる重要なアイテムです。

紹介したブランドで気になるスニーカーがあれば、ぜひチェックしてみてください。